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4月1日の着任日から始業式まで、何をどの順番で準備すればいいか。
「黄金三日間を大切に」とはよく言われる。 でも、黄金三日間を成功させる土台は、着任日から前日までの準備にある。 この記事では、その「前準備」に絞って60項目を書いた。
始業式当日からの動き方は学級開き 黄金三日間のやることに詳しいので、本記事と合わせて読んでほしい。
このチェックリストの使い方
60項目を6つのカテゴリに分けた。 時系列順に並んでいるので、上から順番に消化していけばいい。
各項目には、3つのマークをつけた。
- [新] 新任教員が特に注意すべき項目
- [転] 転任教員(前任校からの異動)が特に注意すべき項目
- [初担] 専科や養護教諭などから初めて担任になる教員が特に注意すべき項目
自分に該当するマークがついた項目は、時間と労力を多めに割いてほしい。
カテゴリ1: 着任〜4月3日 学校環境の把握(10項目)
着任直後は情報収集が最優先だ。 焦って教室準備に走りたくなるけど、学校の構造を把握せずに動くと後で必ず詰まる。
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①校内の見取り図を手に入れ、主要場所を自分で歩いて確認する [新][初担]
- 職員室・保健室・体育館・校長室・印刷室・用務員室の位置
- 児童が使うトイレ(男女・各階)の場所
- 避難口・消火器の位置も確認しておく
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②職員配置と担当者を頭に入れる [新][転]
- 管理職(校長・教頭・教務主任)の顔と名前
- 学年主任・隣のクラスの担任
- 養護教諭・事務の担当者(保護者からの電話対応で必要になる)
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③校務分掌の担当を確認し、年度当初の仕事を把握する [新][転]
- 自分がどの委員会・部会に入るか
- 4月中に提出が必要な書類の一覧と締め切りを書き出す
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④年間行事予定を手に入れ、重要日程をスマホと手帳に転記する
- 運動会・参観・個人懇談・終業式の日付
- 出張・研修日も先に把握しておく
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⑤避難経路と避難訓練のルートを担任として把握する [新][初担]
- 自学級の避難経路と集合場所
- 緊急時に誰に連絡するかの手順(教頭・管理職への報告ルート)
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⑥前担任・前任者からの引き継ぎ情報を受け取る [転][初担]
- 引き継ぎ文書がある場合は必ず受け取り、最低2回読む
- 口頭での補足情報は当日メモを取る
- 異動で前担任と直接話せない場合は、学年主任に確認する
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⑦児童名簿(学級名簿)を受け取り、全員の名前の読み方を確認する [新][転]
- 読み方が複数考えられる名前は事前に確認必須
- 改名・通称名使用の有無も名簿の備考欄などで確認する
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⑧要配慮児童・支援が必要な児童の情報を関係職員と共有確認する [新][転][初担]
- 特別支援学級との交流・共同学習の有無
- 通院・服薬・アレルギーの有無
- 情報の取り扱いは管理職の指示に従う
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⑨学校のシステム・機器の使い方を確認する [新][転]
- 校務支援システム(出席入力・通知表システム)へのログイン
- 印刷機・コピー機の操作方法
- 職員室のメールアドレス・連絡手段
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⑩緊急時の保護者連絡ルールを確認する [新][初担]
- けが・体調不良時の保護者への連絡は誰がするか
- 連絡前に管理職へ報告が必要かどうか
- 学校携帯の有無・私用携帯使用の可否
カテゴリ2: 4月4〜5日 学級経営の核を固める(10項目)
学校の環境が把握できたら、次は「自分のクラスをどう経営するか」の方針を固める。 ここが曖昧なまま4月8日を迎えると、黄金三日間が方向のない3日間になる。
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⑪学級経営の方針を言語化する(箇条書き3〜5行でいい) [新][初担]
- 「子どもたちに1年後どんな状態でいてほしいか」を1文で書く
- 抽象的な言葉より、具体的な行動レベルで書くほうが使いやすい
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⑫学級目標の「案」を作る(子どもと決めるので案でいい)
- いくつかの方向性を用意しておくと、話し合いが動きやすい
- 1年間教室に掲示することを意識した言葉選びにする
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⑬学級のルール3本柱を決める [新][初担]
- 「授業中のルール」「移動のルール」「言葉のルール」の3本が基本
- 多すぎると覚えられない。子どもが暗唱できる量に絞る
- 理由が説明できるルールだけにする
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⑭座席表の初期配置を決める
- 視力・身長・支援の必要性を考慮した配置
- 出席番号順や五十音順でもいいが、理由を持たせる
- 「2〜3週間後に見直す」という前提で決める
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⑮係活動の種類と数を設定する(学年の実態に合わせて調整)
- 全員が何かの係に所属できる数を用意する
- 学年が上がるほど「自分で企画する係」を増やせる
- 初日に全部決めようとしない。2〜3日で完成させるくらいの余裕を持つ
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⑯当番表の種類と当番の回し方を設計する
- 日直・給食・清掃当番の3種は最低限設計しておく
- 週替わりか日替わりかを決めておく
- 「当番が何をするか」の手順書を1枚作ると後が楽になる
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⑰1日の時間割の流れ(朝の会〜帰りの会)を設計する
- 朝の会の内容と時間(10分以内を推奨)
- 帰りの会の内容と時間(同じく10分以内)
- 連絡帳の記入・配付物・翌日の持ち物確認のタイミングを決める
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⑱1学期に使う「ほめ言葉・認め言葉」のレパートリーを増やしておく [新]
- 「すごいね」だけにならないよう、行動を具体的に指摘する言葉のパターンを書き出しておく
- 最初の1週間は意識的に使うだけで学級の雰囲気が変わる
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⑲困ったことへの対応の優先順位を自分の中で整理しておく [新][初担]
- 「すぐ対応すること」と「様子を見ること」の判断基準を自分の中で持つ
- 一人で判断が難しい案件は必ず管理職・学年主任に相談するという原則を決める
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⑳学年の教員と連携体制を確認・確立する [転][初担]
- 学年会議の頻度・形式
- 日々の情報共有の手段(口頭・グループLINE等)
- 1人で抱え込まないための関係性を最初に作る
カテゴリ3: 4月5〜6日 教室の物理的準備(10項目)
「環境が人を作る」は教室でも同じだ。 初日に子どもが教室に入った瞬間の印象を、ここで設計する。
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㉑黒板の初期レイアウトを決め、始業式当日朝の板書を作っておく [新]
- 日付・今日の時間割・先生からのひとことメッセージ
- 字が小さくならないよう、後ろの席からの見え方で確認する
- 4月に書く「迎える黒板」は手書きメッセージが王道
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㉒教室の掲示スペースを把握し、どこに何を貼るかを計画する
- 学級目標・係活動・時間割・給食メニューの掲示場所
- 最初から埋めすぎない。スペースを残しておく
- 掲示用テープ・画鋲の使用ルールを職員室で確認する
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㉓ロッカーに番号シールまたは名前シールを貼る
- 出席番号・五十音順など、学校のルールに沿った割り当て
- 算数セット・絵の具セットなどの置き場所もここで決める
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㉔机・椅子のサイズを確認し、全員分が適切なサイズかチェックする [新][初担]
- 号数が合っていない机椅子は事前に交換依頼する
- 特に身長差が大きい学年は要確認
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㉕名札の準備(学校のルールに従う)
- 着用方法(クリップ式・安全ピン式など)を確認
- 文字の大きさ・記載内容(氏名のみか学年クラスも含むか)を確認
- 低学年は自分で着脱できるか事前チェック
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㉖自己紹介カードの準備(初日に配るか初日に書かせるか決める) [新][初担]
- 子どもが書く「自己紹介カード」のフォーマットを用意する
- 先生版の自己紹介カードを作って掲示するのも有効
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㉗配布物の仕分けと確認をする
- 始業式当日に配る書類一覧を把握する(教務主任・学年主任に確認)
- クラスの人数分を揃えて、封筒や袋にまとめておく
- 保護者への提出期限がある書類は別にまとめる
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㉘教卓周りの整理と必要物品の補充
- 出席簿・連絡帳・印鑑・赤ペン・チョーク(白・カラー)の在庫確認
- 先生の教卓が雑然としていると、子どもは「このクラスは整頓しなくていい」と学ぶ
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㉙清掃道具の場所と種類を確認する
- ほうき・ちりとり・ぞうきん・バケツの数と保管場所
- 洗い場・干し場の場所
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㉚教室環境を一度「子どもの目線」で確認する [新][初担]
- 実際に子どもが座る席に座って黒板が見えるか確認する
- 掲示物が見にくい場所にないか、光の反射で見えにくい場所がないか
カテゴリ4: 4月5〜7日 授業準備(10項目)
学級開きの最初の1週間分の授業準備が最低限できていると、精神的なゆとりが全然違う。
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㉛1週目の時間割を確認し、担当教科書を全巻揃える
- 学年主任・教務主任から1週目の時間割を受け取る
- 指導書の在庫確認・未着の場合は事務に問い合わせ
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㉜教科書の配付方法を決める(始業式当日に配るか翌日か)
- 学校のルールで決まっていることが多いので確認する
- 1教科ずつ配るか全教科まとめて配るかも決める
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㉝年間指導計画を受け取り、1学期の単元の流れを把握する [新]
- 運動会前後・行事との兼ね合いで単元が動くことがある
- 全部理解しなくていい。まず4月・5月分だけ読む
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㉞自己紹介コンテンツを準備する(スライド・カード・クイズ形式など)
- 内容より「先生の人柄が伝わるか」を基準に選ぶ
- 子どもが参加できる形式(クイズ形式など)は反応がいい
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㉟2日目以降の「教科びらき」ネタを1教科以上用意する
- 国語びらき・算数びらきのネタを1つずつ用意する
- 難易度より「楽しさ・不思議さ」を優先したネタが場を温める
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㊱1年間のノートの使い方ルールを決める(教科ごと) [新][初担]
- 日付・題名・ページ番号の書き方を統一する
- 学年で揃えることが多いので、学年主任に確認する
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㊲授業中の「話し合いルール」「発表ルール」を決める
- ペア学習・グループ学習の人数と形式
- 発表するときの姿勢・声の大きさの基準
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㊳ICT機器(タブレット・プロジェクター)の使い方を確認する [新][転]
- タブレットの配付・回収の手順
- プロジェクター・電子黒板の操作方法
- 学校のルール(授業中の使用制限など)を確認する
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㊴提出物のルールを決める(ノート・プリント・宿題の出し方)
- 提出場所・提出方法を最初に徹底するほど後が楽になる
- 未提出者への対応フローも決めておく
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㊵授業のタイムマネジメント感覚を確認する [新]
- 45分の授業の時間の使い方(導入5分・展開30分・まとめ10分が基本)
- 黒板に時刻を書いて子どもと共有する習慣を最初からつける
カテゴリ5: 4月6〜8日 保護者対応の準備(10項目)
保護者との関係は4月の最初の接触で7割決まると思っている。 学級通信1号の準備を含め、ここを軽視しない。
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㊶学級通信1号の原稿を書く [新][初担]
- 内容: 自己紹介・学級目標の方向性・連絡先(学校の電話番号のみ)
- 「先生の考え方が伝わる」文章にする。ルール羅列にしない
- 発行前に管理職の確認を取る学校が多いので確認する
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㊷PTA関係の担当・役職の確認をする
- 学年委員選出の時期と方法
- PTAの年間活動スケジュール
- 担任として何を依頼・連絡するかを学年主任に確認する
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㊸保護者会・懇談会の日程を把握し、準備スケジュールを立てる [新][初担]
- 最初の学級懇談会がいつかを確認する
- 学年全体で進める部分と担任独自でやる部分を分けて把握する
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㊹緊急連絡の方法を確認する
- 学校から保護者へ一斉連絡するシステムの有無
- 個別緊急連絡(けが・事故等)の手順
- 連絡が取れない場合の次のアクションを確認する
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㊺保護者から問い合わせが来たときの対応フローを決める
- 電話対応中の記録方法(誰が・いつ・何を・どう対応したか)
- 一人で判断しない案件の基準を管理職と事前に確認する
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㊻家庭調査票・緊急連絡カードの回収方法を確認する
- 始業式後に配付する学校が多い
- 記入してもらう内容の確認・提出期限の設定
- 未提出家庭へのフォローアップ手順
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㊼アレルギー・健康上の配慮が必要な児童の情報を養護教諭から確認する [新][初担]
- 食物アレルギーがある場合は給食対応を確認する
- 内服薬がある場合の学校内での管理方法
- 運動制限がある場合の体育・休み時間の対応
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㊽始業式当日に配る書類の全量確認と仕分けを完了させる
- 学校全体配付分・学年配付分・クラス配付分の区別
- 欠席者への対応(翌日渡しの方法)を確認する
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㊾学年通信・学校だよりと学級通信の発行スケジュールを調整する
- 重ならないよう、学年主任に確認する
- 発行頻度は月1〜2回から始めて無理のないペースに設定する
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㊿保護者対応で困ったときの相談先を確認する [新][初担]
- 学年主任・教頭・校長への報告のタイミング
- 一人で抱え込まないルールを自分に課す
カテゴリ6: 始業式前日〜当日朝の最終確認(10項目)
ここは当日の動きを確認する最終チェックだ。 「確認したつもり」が一番怖いので、声に出して確認するか、実際に動いてみる。
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51. 服装・身だしなみを確認する
- スーツ・スラックスなど当日の服装を前日に出しておく
- 名札・IDカードの着用ルールを確認する
- 動きやすさ(体育がある場合は着替えが必要か)も確認
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52. 体調を整える(最も重要)
- 4月1日以降の睡眠・食事のリズムを崩さない
- 始業式前日は遅くとも24時には就寝する
- 喉の調子を確認する(大量に話す日なので)
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53. 始業式当日の1日の動きを時系列で最終確認する [新][初担]
- 何時に教室にいるか・始業式の集合場所はどこか
- 担任発表のタイミングと、発表後どこに移動するか
- 教室に入った後の流れを5分単位で確認する
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54. 子どもたちへの最初の話を声に出してリハーサルする [新][初担]
- 頭の中だけでシミュレーションするのと、実際に声に出すのでは全然違う
- 5分以内に収まるか時計で計る
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55. 板書の文字を練習する [新]
- 黒板に書く字は普段より大きく丁寧に書く必要がある
- 前日に黒板で練習できれば最善
- できなければ紙に大きな字で書く練習だけでもやる
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56. 児童名簿の全員の名前を読み上げ、読み間違いがないか最終確認する
- 声に出して一人ひとり読む
- 難読名・特殊な読み方の名前に付箋やメモを貼っておく
- 呼名で名前を間違えることは最初の信頼に影響する
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57. 当日配付する書類・物品のカバンへの詰め方を確認する
- 「何を・どの順番で配るか」の順番通りに積んでおく
- 朝のバタバタで忘れ物をしないよう、前夜に準備完了させる
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58. 教室の最終チェック(前日放課後または当日朝早め)を行う
- 机の整列・椅子の状態・黒板のメッセージ
- 配付物のセッティング
- 子どもが荷物を置く場所が明確になっているか
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59. 印鑑・出席簿・連絡帳の保管場所を確認する
- 当日すぐに取り出せる場所にあるか
- 鍵が必要な場合は鍵の場所も確認
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60. 「うまくいかないこと」が起きる前提でいる [新][初担]
- 想定外は必ず起きる。それを受け入れる心の準備をする
- 一人で判断できないことはすぐ学年主任・管理職に聞く
- 完璧にやろうとしない。子どもは先生の「誠実さ」を見ている
3パターン別の重点確認項目まとめ
新任教員が特に意識すること
学校のシステムと人間関係を早めに把握することが最優先だ。 何がわからないかもわからない状態から始まるので、②⑦⑧⑩などの「情報収集系」の項目は時間をかけてでも丁寧にやる。
授業準備では㊵(タイムマネジメント感覚)が新任の盲点になりやすい。 45分の体感が最初はつかみにくいので、授業の時間設計は細かく書いておく。
お金の準備については新任教員1年目のお金——NISA・iDeCoを始める正しい順番も4月中に読んでほしい。 授業の準備で手いっぱいになって、資産形成の出遅れが起きやすいタイミングだから。
転任教員が特に意識すること
前任校のやり方がそのまま通じるとは限らない。 特に⑥(引き継ぎ情報の受け取り)と②(職員配置の把握)は、新しい学校では「当たり前が違う」ことを前提にやる。
前の学校でうまくいっていた方法を持ち込むときは、学年主任に「こういうやり方でいいですか」と一声かけるだけで、人間関係がスムーズになる。
初めて担任を持つ教員が特に意識すること
専科や養護教諭から担任になる場合、教室にいる時間の長さに最初は戸惑うことが多い。 特に⑯(当番表)・㊱(ノートルール)・㊵(タイムマネジメント)は専科経験では身につかない部分なので、丁寧に設計しておく。
学校に着任する前の準備については教員採用試験合格後のお金準備——赴任前3ヶ月でやることも参考になる。 初担任で転任もセットになっている場合は特に。
始業式後の流れとこの先の準備について
このチェックリストは「始業式前まで」をカバーしている。 始業式当日からの3日間、いわゆる黄金三日間の動き方は、別記事で詳しく書いた。
学級開き 黄金三日間のやること——1日目から3日目の具体的な動き方
時系列的にはこのチェックリストの続きになる。 今いる時期に合わせて、両方活用してほしい。
印刷用チェックリスト早見表
以下は60項目のタイトルのみを抜き出した一覧。 印刷してそのまま使えるよう、簡略化してある。
カテゴリ1: 学校環境把握(着任〜4/3)
- ①校内見取り図と主要場所の確認
- ②職員配置と担当者の把握
- ③校務分掌と年度当初業務の確認
- ④年間行事予定の転記
- ⑤避難経路の把握
- ⑥前担任からの引き継ぎ情報受け取り
- ⑦児童名簿と名前の読み方確認
- ⑧要配慮児童情報の共有確認
- ⑨校内システム・機器の使い方確認
- ⑩緊急時保護者連絡ルールの確認
カテゴリ2: 学級経営の核(4/4〜4/5)
- ⑪学級経営方針の言語化
- ⑫学級目標案の作成
- ⑬学級ルール3本柱の設定
- ⑭座席表の初期配置決定
- ⑮係活動の種類と数の設定
- ⑯当番表の設計
- ⑰1日の時間割の流れの設計
- ⑱ほめ言葉・認め言葉のレパートリー整理
- ⑲困ったことへの対応優先順位の整理
- ⑳学年連携体制の確認・確立
カテゴリ3: 教室の物理的準備(4/5〜4/6)
- ㉑黒板初期レイアウトと始業式当日板書の準備
- ㉒掲示スペースの計画
- ㉓ロッカーの番号・名前シール貼り
- ㉔机・椅子のサイズ確認
- ㉕名札の準備
- ㉖自己紹介カードの準備
- ㉗配布物の仕分けと確認
- ㉘教卓周りの整理と物品補充
- ㉙清掃道具の場所と種類の確認
- ㉚子どもの目線で教室環境の最終確認
カテゴリ4: 授業準備(4/5〜4/7)
- ㉛1週目時間割確認・教科書全巻確保
- ㉜教科書配付方法の決定
- ㉝年間指導計画の受け取りと1学期分の把握
- ㉞自己紹介コンテンツの準備
- ㉟教科びらきネタの用意
- ㊱ノートの使い方ルール決定
- ㊲授業中の話し合い・発表ルール決定
- ㊳ICT機器の使い方確認
- ㊴提出物ルールの決定
- ㊵授業タイムマネジメント感覚の確認
カテゴリ5: 保護者対応準備(4/6〜4/8)
- ㊶学級通信1号の原稿作成
- ㊷PTA関係の担当・役職確認
- ㊸保護者会・懇談会日程と準備スケジュール
- ㊹緊急連絡の方法確認
- ㊺保護者問い合わせ対応フロー設定
- ㊻家庭調査票・緊急連絡カードの回収方法確認
- ㊼アレルギー・健康上の配慮事項確認
- ㊽始業式当日配布書類の全量確認・仕分け完了
- ㊾学年通信との発行スケジュール調整
- ㊿保護者対応で困ったときの相談先確認
カテゴリ6: 直前〜当日朝の最終確認
- 51. 服装・身だしなみの確認
- 52. 体調管理
- 53. 1日の動きの時系列最終確認
- 54. 最初の話のリハーサル
- 55. 板書の文字練習
- 56. 名前の読み上げ最終確認
- 57. 配付物のカバンへの詰め方確認
- 58. 教室の最終チェック
- 59. 印鑑・出席簿・連絡帳の保管場所確認
- 60. 「うまくいかないこと」が起きる前提でいる
次の一手
免責事項
本記事は元小学校教員の経験と一般的な教育実践の知見をもとに執筆しています。 学校・自治体・学年・学校種によって状況は異なります。 実践にあたっては学校のルールや管理職・先輩教員への相談を優先してください。
この記事は元小学校教員が執筆。